高級品のイメージのある蜂蜜も、
中国産であれば、少しお手頃価格で手に入ります。
しかし、
「中国産の蜂蜜って、大丈夫なの?」
という心配はありませんか。
今回は、
「中国産の蜂蜜」について、
取り上げます。
中国産の蜂蜜には注意が必要!?
今回の結論は、
「中国産の蜂蜜には注意が必要」です。
確かに、中国の当局が、
近年、国内の食品安全規制を強化しているのは一つの事実です。
(参考:China Food Safety Law: 2024 Guide)
しかし、
規制の整備が進んだからと言って、
懸念がなくなるわけではありません。
中国は、
目覚ましい経済発展の代償として、
環境汚染の問題を抱えることになってしまいました。
それが、
中国産の蜂蜜に注意が必要な理由につながっていきます。
それでは、
「中国産の蜂蜜に注意が必要な理由」について、
まとめていきます。
中国産の蜂蜜を避けた方がいい理由
中国産の蜂蜜は、”過塩素酸塩”で汚染されている!?
2024年、
中国産の蜂蜜について、調査が行われた結果、
その95.4%が、”過塩素酸塩”に汚染されていることがわかりました。
(参考:Perchlorate in honey from China: Levels, pollution characteristics and health risk assessment)
”過塩素酸塩”は、
耳なじみがないかもしれませんが、
古くから、環境汚染物質として注目されている化学物質です。
蜂蜜を作るミツバチは、
巣の周りの広い範囲で、エサを探して食べることになります。
その結果、
ミツバチは、環境中の様々な汚染物質にさらされることになります。
そんな汚染物質にさらされたミツバチたちによって作られた蜂蜜は、
環境汚染の指標の一つになると考えられているのです。
つまり、
蜂蜜は、我々が想像している以上に、
汚染物質に敏感な食べ物だということです。
母親が、
”過塩素酸塩”に多くさらされていた場合、
子どものIQが低くなってしまうことが報告されています。
(参考:Common chemical in mothers may negatively affect the IQ of their unborn children)
赤ちゃんに蜂蜜を与える方はいないと思いますが、
妊婦さんや子どもたちにも、
中国産の蜂蜜は、要注意だということになりますね。
中国産の蜂蜜は、農薬で汚染されている!?
2022年の調査では、
中国市場の蜂蜜の97.9%に、
ネオニコチノイド系農薬の残留物が検出されたことがわかりました。
(参考:Neonicotinoids residues in the honey circulating in Chinese market and health risk on honey bees and human)
先ほども触れた通り、
ミツバチは、巣の周りの広い範囲から、
エサと一緒に、汚染物質を持ち帰ります。
その汚染物質には、
”農薬”も含まれます。
繰り返しになりますが、
蜂蜜は、我々が想像している以上に、
汚染物質に敏感な食べ物なのです。
ネオニコチノイド系農薬は、
胎児や幼児に、自閉症やADHDを引き起こす原因となる可能性も指摘されています。
(参考:https://www.actbeyondtrust.org/neonico_reference/whats/whats3/)
中国産の蜂蜜については、
ネオニコチノイド農薬の観点からも、
”過塩素酸塩”と同様に、
妊婦さんや子どもたちに注意が必要だと言えます。
結局、中国産の蜂蜜は危険なの?
今回は、
「中国産の蜂蜜」について、取り上げました。
中国産の蜂蜜は、
以下の理由から、注意が必要です。
中国産の蜂蜜に注意が必要な理由:
- ”過塩素酸塩”で汚染されている可能性が高い。
- 残留農薬で汚染されている可能性が高い。
ミツバチは、巣の周りの広い範囲から、
エサと一緒に、汚染物質を持ち帰ります。
そのため、
蜂蜜は、我々が想像している以上に、
汚染物質に敏感な食べ物なのです。
蜂蜜を選ぶときは、
どのような環境で作られた商品なのかという点にも、
注意しておきたいところですね。