サーモンは、
回転ずしでも、大人気ですよね。
しかし、ネット上では、
『チリ産のサーモンは危険だ!』
などという良からぬウワサが飛び交っています。
本当に危険なのか、
気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は、
「チリ産の鮭」について、取り上げます。
あなたのかしこいサーモン選びに
貢献できれば、うれしいです。
チリ産の鮭は避けた方が良いかも!?
今回の結論は、
「チリ産の鮭は可能な限り避けた方が良い」です。
ちなみに、
私も、チリ産の鮭は、
可能な限り避けるようにしています。
チリ産の鮭には、
いくつか注意が必要な点があります。
今回は、
「チリ産の鮭が危険だと言える理由」について、まとめていきます。
チリ産の鮭が危険だと言える3つの理由
チリ産の鮭には抗生物質がいっぱい?
チリ産の鮭を避けた方が良い理由としては、
「抗生物質が大量使用されているため」が、挙げられます。
以下の表は、
2019年時点の鮭に対する抗生物質の使用量について、
”チリ産”と”ノルウェー産”を比較したものです。
(参考:Antimicrobial resistance in Chilean marine-farmed salmon: Improving food safety through One Health)
抗生物質の使用量 (トン) | 鮭の生産量 (トン) | 鮭1トン当たりの 抗生物質使用量(kg) | |
チリ | 334.1トン | 989,546トン | 0.3kg |
ノルウェー | 0.201トン | 1,300,000トン | 0.00015kg |
実に、チリは、ノルウェーと比べて、
鮭1kg当たり、約2,000倍の量の抗生物質を使用しているのです。
チリの鮭養殖場では、
ピシリケッチア症という感染症が蔓延しており、
この病原体を退治するために抗生物質が大量使用されています。
そして、さらには、
大量使用された抗生物質によって、
病原体に耐性がついてしまうといった事態に陥っているのです。
そのため、
チリ産の鮭は、
耐性菌に汚染されている可能性があるのです。
2019年には、
耐性菌によって命を落とした方が、
127万人にのぼるといった報告もされています。
(参考:耐性菌の死者世界で推計年127万人 コロナ、結核に次ぐ規模)
チリ産の鮭に見られるような、
抗生物質の乱用リスクは、決して甘く見てはいけないのです。
チリ産の鮭には、細菌汚染が気になる!?
次に、チリ産の鮭を避けた方が良い理由として挙げるのは、
「細菌汚染の心配があるため」です。
実は、
チリ産の鮭については、
年間、数件の輸入時の違反事例があるのです。
(参考:厚生労働省>違反事例)
その理由の多くは、
「大腸菌群陽性」のため、
「積み戻し、廃棄等を指示」となっています。
やはり、生魚の品質管理は、
簡単ではないのでしょう。
しかし、
違反事例が度々報告されている様子を見ると、
少し気にかかってしまいます。
すべてを「輸入検査」で補足できているとは思えないため、
素通りしてきているものも、少なからずありそうです。
ちなみに、
ノルウェーから輸入される鮭にも、
「大腸菌群陽性」の違反事例がないわけではありません。
しかし、
チリの方が件数が多いのは事実です。
チリ産の鮭を買うならば、
細菌で汚染されている前提で
取り扱った方がよいかもしれません。
消費期限ぎりぎりの商品を購入するときは、
特に気を付けましょう。
チリ産の鮭、そもそも鮭じゃないかも!?
次に、チリ産の鮭を避けた方が良い理由として挙げるのは、
「シーフード詐欺の心配があるため」です。
国際海洋保護団体の「Oceana」からの注意喚起が行われています。
(参考:2016: THE GLOBAL REACH OF SEAFOOD FRAUD)
2011年にチリ産のサーモンに対して、
行なわれた調査です。
調査の結果、
チリ産の養殖「アトランティックサーモン」のうち、
”25%”のサンプルは、
「ブラウンマス」、「ニジマス」、「カラフトマス」などに、
置き換えられていたことが判明しました。
あなたが、
「鮭」だと思って食べていた魚は、
実は「マス」だったという
可能性もゼロではありません。
厳密には、「鮭」と「マス」は、
生物学的に同じくくりのようですが、
高級魚と偽われて、安い魚を買わされるのは許せません!
世界では、
実はこういった「シーフード詐欺」がよくあるのです。
注意が必要です。
同レポートによれば、
少なくとも、
日本では、「シーフード詐欺」は
見つかっていないようです。
「鮭」が食べたいなら、
日本国産の鮭を選んでみるのが良いでしょう。
結局、チリ産の鮭は危険なの!?
今回は、
「チリ産の鮭」について、見てきました。
チリ産の鮭を避けた方がいい理由について、まとめます。
チリ産の鮭が危険だと言える理由:
・抗生物質が大量に使われているため。
・細菌汚染の心配があるため。
・シーフード詐欺の心配があるため。
”抗生物質の使用”については、
年々、改善されつつあるという報告もあります。
(参考:‘It’s very good news’: Use of antibiotics in Chile’s farming sector dropped significantly in 2022)
しかし、
細菌汚染については、
耐性菌の心配もあるため、
やはり、気になるところです。
チリ産の鮭を買い続けるならば、
・生食用は買わない
・夏場は買わない
などとルールを決めて買ってみるのも、
よいかもしれませんね。
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