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アルゼンチン産のエビは危険なの?生で食べても大丈夫?

その食品、大丈夫?

国内に流通しているエビは、
なんと、90%以上が輸入品だと言われています。

スーパーのエビの産地は、
インドやインドネシアなどの新興国が多いため、
買ってもいいものか、と不安に感じている方もいることでしょう。

今回は、
「アルゼンチン産のエビ」について取り上げます。

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アルゼンチン産のエビは、危険ではない!?

今回の結論は、
アルゼンチン産のエビの危険は、比較的小さい」です。

過去に、インド産やインドネシア産のエビについて、
気になる点を挙げてきました。
(関連記事:インド産のエビって危険なの?注意すべき3つの理由

アルゼンチンも、
新興国のイメージの強い国ですが、
どうやら、エビについては、
それらの国と同品質ではないようです。

ただし、
注意が必要だと言える点もあります。

それでは、
くわしく見ていきましょう。

アルゼンチン産のエビが危険ではないといえる理由

細菌汚染の心配は、比較的小さい!?

アルゼンチン産のエビについては、
「細菌汚染」の心配は、比較的小さいと言えます。

非営利消費者団体『Consumer Reports』が、
2015年にエビの細菌汚染について、調査を行いました。
(参考:How safe is your shrimp?

アルゼンチン産のエビのサンプルでは、
「33%」に細菌の検出が確認されました。

「33%」を低いとするか、高いとするかは、
判断が分かれるところでしょう。

しかし、
他の主要なエビの生産国に比べれば、
細菌の検出率が低いことは事実です。
(インド:74%、インドネシア:69%)

抗生物質の心配はなさそう!?

アルゼンチン産のエビについては、
「抗生物質」の心配はありません。

なぜなら、
アルゼンチン産のエビについて、
流通しているのは、
基本的に「天然もの」だからです。

「天然もの」であれば、
抗生物質の心配をする必要はありません。

一方で、
中国でもアルゼンチン産のエビの需要は急激に高まっており、
今後、乱獲による海洋環境の破壊は、心配されるところではあります。
(参考:China’s shrimp imports continue to increase, Argentine red shrimp imports surge 232 percent

アルゼンチンの食品を安全に管理する能力は、そこそこ高い!?

アルゼンチンの食品安全のレベルは、
”そこそこ”高いといえそうです。

2022年版「Global Food Security Index」の食品安全に関するスコアを
参考にしましょう。
(参考:Global Food Security Index 2022

食品安全の仕組み食品を保存する能力適切な食品安全の法律
アルゼンチン80.0100.0100.0
日本100.0100.0100.0
Global Food Security Indexのスコア(アルゼンチンvs日本)

”食品を保存する能力”や”適切な食品安全の法律”のスコアについては、
アルゼンチンは、日本と同等だと評価されています。

ただし、
”食品安全の仕組み(Food safety mechanism)”のスコアについては、
アルゼンチンが、やや低めに評価されています。

「食品安全の仕組み(Food safety mechanism)」のスコアは、
法律やガイドライン、食品を検査する能力などが、
どの程度、整っているかを評価した値です。

スコアに示されている通り、
アルゼンチンの”食品安全に関する仕組み”は、
完全ではないものの、
総合的に見て、食品を安全に管理する能力は、
”そこそこ”には高いとはいえるでしょう。

アルゼンチン産のエビに注意が必要な点

海洋のプラスチック汚染が気になる!?

アルゼンチン産のエビについて、
気になる点としては、
プラスチックによる海洋の汚染」があげられます。

2019年の『Our World in Data』の
「Plastic waste emitted to the ocean」を参考にします。
(参考:Plastic waste emitted to the ocean, 2019

このデータには、
2019年、各国が「海洋に放出したプラスチック廃棄物の量」がまとめられています。

マップを確認してみると、
アルゼンチンのプラスチック廃棄量は4,137トンと、
目を見張るほどではありません。

しかし、
注目すべきは、
隣国のブラジルが、37,799トンものプラスチック廃棄物を
海洋に放出している点です。

ここまで、
大量のプラスチック廃棄物を海に放出している国は、
そう多くはありません。

このことから、
アルゼンチンの近海は、
プラスチックによって、
汚染されている可能性が高いと言えます。

しかし、
海洋上には、海流の影響で、
プラスチックごみが”溜まりやすい場所”と”溜まりにくい場所”があります。

そのため、
エビ漁を行う場所のプラスチック汚染がどの程度なのか、
わかりかねますが、
注意が必要であるとは言えそうです。

アルゼンチン産のエビは、生で食べても大丈夫?

アルゼンチン産のエビは危険だとは言えないことは、
わかってきました。

さて、では、
アルゼンチン産のエビは、”生で食べても大丈夫”なのでしょうか?

これについては、
”基本的には”、大丈夫だと言えそうです。

先ほども触れましたが、
アルゼンチン産のエビの細菌の検出率は、
「33%」でした。

これは、3度食べれば、1度は、
細菌が検出されるエビに当たることを意味します。

ただし、
人は、細菌がひそんでいるエビを食べれば、
必ず病気になるわけではありません。

人には、抵抗力が備わっているからです。

そのため、
多少の細菌が、体内に入ってきても、
細菌を退治することもできるのです。

ただし、
そこには、「細菌の数が少なければ」という前提があります。

細菌には、
環境によりますが、
時間が経てば、増えていく性質があります。

そのため、
消費期限がギリギリになれば、なる程、
エビの中の細菌の数も増えてしまうのです。

以上の内容を踏まえ、
アルゼンチン産のエビについては、
「生食用」の記載があれば、生で食べても大丈夫という結論になります。

しかし、
時間と共に細菌が増えることを考えれば、
消費期限がギリギリになったものについては、
少し気をつけて食べる必要が
あること心得ておいた方がよいでしょう

結局、アルゼンチン産のエビは、危険なの?

今回は、
「アルゼンチン産のエビ」について、取り上げました。

アルゼンチン産のエビが”危険だとは言えない理由”と
”注意が必要な点”について、まとめます。

アルゼンチン産のエビが危険だとは言えない理由:
 ・細菌汚染の心配は、比較的小さい
 ・「天然もの」であるため、抗生物質の心配がない
 ・アルゼンチンの食品の安全管理能力は、比較的高い

アルゼンチン産のエビに注意が必要な点:
 ・近海がプラスチック廃棄物で汚染されている可能性がある

利用できるデータから、客観的に見て、
アルゼンチン産のエビは、危険ではないと言える理由の方が多いと言えるでしょう。

気になる点があるとすれば、
アルゼンチン近海が、
”プラスチック廃棄物で汚染されている”可能性が高い点です。

プラスチック汚染は気になるところですが、
個人的には、
アルゼンチン産のエビは、
夕飯のおかずの選択肢の一つには挙げてもよいかと考えています。

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